調べる、読む、書く。 文章づくりに、人と技術で向き合ってきました。

文章づくりは、調べ、読み、考え、書き、確かめる仕事です。 原稿が増えるほど、レビューやルールの管理、担当者どうしの引き継ぎにも手間がかかります。 書き手・編集者としての経験をもとに、人が判断することと、技術で支えることを整理し、チームで続けられる仕組みをつくってきました。

文章制作の6工程の悩みと向き合ってきた方法

調べる、組み立てる、書く、見直す、そろえる、振り返る。 文章づくりには、原稿を書く前にも、書いた後にも、いくつもの工程があります。 工程ごとの悩みを整理して、人が考えるべきことと、仕組み・技術で支えられることを考えてきました。

  1. ルール資料・出典といった大量の情報を、どのように整理・活用するか?

  2. 何を選び、どの順番で伝えれば、読み手にわかりやすく届くか?

  3. 企画・構成と媒体の方針に沿って、どのように独自性のある原稿を書くか?

  4. 膨大な確認項目を、どのように漏れなく正確にチェックするか?

  5. 担当者や媒体が違っても、どのように共通の基準で品質を保つか?

  6. 制作の仕組みを、どのように継続的に改善していくか?

文章づくりを支えるために、つくってきた仕組み。

文章制作の課題に向き合うなかで、調査、レビュー、制作・運用のそれぞれに、技術を用いた仕組みを考えてきました。具体的な取り組みを3つの領域から紹介します。

情報を集め、調査を支える

競合調査や検索ニーズの把握、自社メディアの関連ページ探し、媒体の方針・ルール資料の収集などを効率化します。Webスクレイピング、各種API、Google Drive内の資料検索などを活用し、出典とあわせて情報を整理。人が根拠を確かめ、必要な素材を選べる形にします。

技術・仕組みの例

  • Webスクレイピング
  • API連携
  • Google Drive検索
  • 情報の構造化・AI活用

原稿レビューの負担を、技術で減らす

表記や文字数などの定型チェックは正規表現やTypeScriptによるルール判定で処理し、品詞・係り受け・主語述語の関係などは自然言語処理で解析します。さらに必要に応じてLLMも活用。確認の負担や見落としを減らし、人が内容と表現の判断に集中できる仕組みをつくります。

技術・仕組みの例

  • 正規表現
  • TypeScript(判定ロジック)
  • 自然言語処理
  • LLM

制作・運用の定型作業を自動化する

Googleドキュメントとスプレッドシート間のデータ変換、WordPressへの入稿・更新、文字数や形式のチェック、アクセス解析・検索データの取得など。日々の制作に伴う手作業を、API、スクリプト、業務システムの連携で効率化します。既存の仕事の進め方を踏まえ、無理なく使い続けられる仕組みを考えます。

技術・仕組みの例

  • Google Docs / Sheets
  • WordPress / CMS
  • Analytics / Search Console
  • スクリプト・業務システム

文章づくりの仕事に取り入れてきた技術

文章づくりの各工程で見えてきた課題に対して、技術の特性を踏まえながら、必要な仕組みを考え、組み合わせてきました。

ルールベース処理

表記ルールや文字数など、判定基準を明確にできる項目は、プログラムでチェックします。担当者や原稿数が増えても、同じ基準で一貫した確認ができます。

自然言語処理(NLP)

形態素解析や構文解析によって、単語・品詞の並びや文の構造を調べます。単純な文字列の照合だけでは捉えにくい文章の特徴を分析し、確認が必要な箇所を見つけるために活用します。

生成AI(LLM)

文章の内容や文脈を踏まえた情報整理、下書きの作成、構成や表現の提案などに活用します。原稿のレビューにも取り入れ、人が内容を検討し、判断するための材料を提供します。

業務システム

原稿やレビュー結果、ルール、担当者、進捗などを管理し、制作から確認までの工程をつなぎます。既存ツールとの連携や権限管理も含め、個々の技術を実際の業務で活用できる仕組みとして整えます。

文章づくりの現場から、生まれたもの。

校正ツール、NLP高度文章レビュー基盤、メディア運用・改善支援基盤。 自分たちの仕事で使い、改善を重ねてきたツールと仕組みをご紹介します。

クエリズ校正ツール

社内の文章ルールに合わせて原稿をレビューし、指摘・理由・修正案を同じ画面で確認するツールです。ルールの編集とメンバーの権限管理にも対応しています。

原稿とコメントを人が確認し、APIやMCP・LLMと連携するクエリズ校正ツールの概念図

NLP高度文章レビュー基盤

社内利用

表記・文字数のチェック、形態素・構文解析、意味の比較を組み合わせた社内基盤です。原稿のなかで確認が必要な箇所と、その理由を整理します。

辞書・ルール、自然言語処理、AIで原稿を確かめ、人が確認するNLP高度文章レビュー基盤の説明図。

メディア運用・改善支援基盤

社内利用

アクセスや検索データの集計、記事の更新、品質レビュー、改善策の検討を支える社内基盤です。使っているCMSや運用の手順に合わせ、必要な機能を組み合わせます。

WordPressによるCMS管理、サイト公開、計測、改善が循環する仕組みの説明図。
つくったもの

品質の高い文章を、安定して生み出す仕組み。

人とAIが担う作業や役割、品質基準、確認・修正の手順を整理し、文章制作の流れを仕組み化します。 担当者の経験や業務量による品質のばらつきを抑え、ルールの更新や運用の改善を重ねながら、無理なく効率的に文章を制作できる体制を整えます。

文章運用ワークスペース
生成に使う条件
トーン&マナールール参考情報
文章生成
生成結果と指摘
人が確認して判断
原稿とルール、担当者の判断をつなぐ

適用範囲

チーム・担当・権限

どの原稿に使うか、誰が利用・編集できるかを決める

ルール更新

理由・修正例・更新履歴

指摘の理由や修正例を残し、必要に応じてルールを更新する

チェック項目

共通ルール・媒体ごとのルール
共通ルール
媒体ごとのチェック
今回使わないチェック

媒体や原稿に合わせて、適用するチェックを選ぶ

指摘・確認

人が最終判断
採用確認保留

指摘の理由を確かめ、修正するか、確認を続けるかを決める

生成に使う条件 トーン&マナー/ルール/参考情報 文章生成

今のお困りごとを、お聞かせください。

文章づくりやメディア運用、日々の業務で、手間がかかること、判断に迷うこと。 今のやり方と、実現したいことを伺い、進め方から一緒に考えます。